軟酥(なんそ)の法とは?効果・やり方を実践した体験

みちこみちこ

軟酥(なんそ)の法って、どんな方法なのでしょうか?
寝ながらでもできるやり方や、実際にやるとどんな感じなのか知りたいです。

こんにちは、あけみんです。

私は以前、白隠禅師の教えについて書かれた本を読んだことをきっかけに、「軟酥(なんそ)の法」を知りました。

最初に読んだときは、

「頭の上にバターのようなものをイメージする?」

と、かなり不思議に感じました。

ところが実際にやってみると、温かいものが頭からゆっくり流れていく様子を想像することに集中するので、自然とほかのことを考えなくなる時間ができました。

この記事では、軟酥の法とは何か、寝ながらでもできる具体的なやり方、私自身が実際にやってみて感じたことを紹介します。

この記事の内容
  • 軟酥(なんそ)の法とは何か
  • 実際にやって感じたこと
  • 寝ながらできる軟酥の法のやり方
  • イメージしやすくするコツ
  • 白隠禅師と軟酥の法の関係
※この記事について
この記事は、白隠禅師の軟酥の法について、参考書籍と私自身の体験をもとにまとめたものです。病気の治療や予防を目的とした医療情報ではありません。体調に不安がある場合は無理をせず、必要に応じて医療専門家へ相談してください。
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軟酥(なんそ)の法とは?

白隠禅師と軟酥の法

軟酥の法は、江戸時代の禅僧・白隠禅師(はくいんぜんじ)の『夜船閑話(やせんかんな)』に記されている養生法の一つです。

白隠禅師は若い頃、厳しい修行を続ける中で心身の不調を経験したと記しています。

そこで白幽仙人という人物を訪ね、「内観の法」や「軟酥の法」を教わったという話が『夜船閑話』に残されています。

当時使われていた「禅病」を、現代の特定の病名とそのまま同じものとして考えることはできません。

現在は、軟酥の法そのものを身体に意識を向けながらイメージを使って行う方法として取り入れる人もいます。

「軟酥」って何?

「軟酥」の「酥」は、昔の乳製品を表す言葉です。

軟酥の法では、頭の上にやわらかく温かい、バターのようなものが乗っているところをイメージします。

それが体温で少しずつ溶けて、

頭 → 首 → 肩 → 胸 → お腹 → 足

へと、ゆっくり全身を流れていく様子を想像します。

実際に何かを体へ塗るわけではありません。

すべて頭の中でイメージして行います。

軟酥の法を実際にやって感じたこと

私も最初は、

「イメージするだけで何か変わるのかな?」

と思っていました。

実際にやってみて一番印象に残ったのは、体の感覚に集中する時間ができることでした。

頭の上から温かいものがゆっくり流れていくところを想像していると、自然とその感覚だけに意識が向きます。

私が感じたのは、次のようなことです。

  • 考え事から少し離れやすくなった
  • 体の力を抜くきっかけになった
  • 寝る前に行うと気持ちを切り替えやすかった
  • 頭から足まで順番に意識することで、自分の体に目を向ける時間になった

もちろん、これは私個人の感想です。

「軟酥の法をすれば病気が治る」といったことではありません。

ただ私にとっては、何もせずに「リラックスしよう」とするより、

温かいものが体をゆっくり流れるという一つのイメージに集中する方が、気持ちを切り替えやすい

と感じました。

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寝ながらできる軟酥の法のやり方

みちこみちこ

具体的には、どんなふうにやればいいのでしょうか?

軟酥の法は、椅子に座っても、床に座ってもできます。

私は寝る前に仰向けになって行う方法が一番やりやすく感じました。

初心者の方なら、まず寝ながら試してみるのもよいと思います。

Step1:楽な姿勢になる

仰向けに寝て、目を閉じます。

肩や腕、足に力が入っていたら、少しずつ力を抜いていきます。

最初から完全にリラックスしようとしなくても大丈夫です。

Step2:頭の上に「軟酥」があるところをイメージする

軟酥の法で頭の上に軟酥をイメージする

頭のてっぺんに、やわらかいバターのようなものが乗っているところを想像します。

私は、

「温かくて、少しとろみのあるもの」

くらいのイメージで行っています。

色や香りまで想像できる方は、自由に加えてもよいと思います。

Step3:軟酥がゆっくり溶けるところを想像する

頭の上にある軟酥が、体温で少しずつ溶けていきます。

そして、

頭 → 顔 → 首 → 肩

へと流れていくところを想像します。

急いで全身へ流す必要はありません。

私は一か所ずつ、ゆっくり意識を移していく方がイメージしやすかったです。

Step4:全身へゆっくり流していく

軟酥が全身に流れていくイメージ

次は、

  • 肩から腕、指先
  • 胸やお腹
  • 太もも
  • ふくらはぎ
  • 足先

というように、上から下へ少しずつイメージを移していきます。

「体の内側まで完全に想像しなければ」と難しく考えなくても大丈夫です。

温かいものが上から下へゆっくり流れている

くらいのイメージでも十分だと思います。

Step5:足の先まで流れたら終了

最後に、軟酥が足先まで流れていくところをイメージします。

以前は「悪いものが全部体から出ていく」と強く考えていました。

今はもう少しシンプルに、

「頭から足まで温かいものがゆっくり通り過ぎた」

というイメージで終えるようにしています。

その方が、私は自然に続けられています。

軟酥の法をイメージしやすくする3つのコツ

軟酥の法をイメージするコツ

最初から軟酥の感覚をはっきり想像できなくても大丈夫です。

私自身、最初はかなり分かりにくく感じました。

1.温かさをイメージする

「バター」を完全に再現しようとするより、

温かいものが皮膚の上をゆっくり流れる感覚

を想像する方が分かりやすかったです。

2.一気に全身を想像しない

頭から足まで一度にイメージすると難しくなります。

頭、肩、胸、お腹、足というように、順番に意識を移していくとやりやすくなります。

3.リアルにできなくても気にしない

「うまくイメージできない」と考え始めると、かえって集中しにくくなります。

ぼんやりでも構いません。

自分なりの軟酥をイメージする

くらいの感覚で続けています。

私が試した「お風呂でのイメージ練習」

最初の頃、私は「温かいものが頭から流れていく」という感覚がなかなか分かりませんでした。

そこで試してみたのが、お風呂です。

温かいシャワーを弱めにして頭から浴び、

「この感覚がゆっくりした軟酥だったらどうなるだろう?」

と意識してみました。

また、桶でお湯を少しずつ頭から流してみると、

「頭から首、肩へ温かさが流れていく」

という感覚をつかみやすくなりました。

これは軟酥の法そのものではなく、私がイメージしやすくするために試した方法です。

一度実際の温かさを感じておくと、その後、寝ながらイメージするときにも思い出しやすくなりました。

軟酥の法は「効果」を求めすぎない方が続けやすかった

軟酥の法について調べると、昔からさまざまな健康法として語られてきたことが分かります。

白隠禅師自身も、『夜船閑話』の中で自身の心身の不調と軟酥の法について記しています。

ただし、こうした歴史的な記述と、現代医学で特定の病気への治療効果が確認されていることは別です。

私は最初、

「何かすごい効果があるのでは?」

と思いながら始めました。

でも実際に続けてみると、効果を期待しすぎるより、

「数分だけ体の感覚に意識を向ける時間」

と考える方が私には合っていました。

軟酥の法をするときくらいは、結果を求めず、頭から足までゆっくり意識を動かしてみる。

それだけでも十分だと思っています。

音声ガイドを使う方法もある

一人で軟酥をイメージするのが難しい方は、音声に沿って行う方法もあります。

Amazon Audibleには、『江戸時代から伝わる「軟酥(なんそ)の法」〜疲れきったからだを休めたい』という音声作品があります。現在もAmazonで配信が確認できます。:contentReference[oaicite:2]{index=2}

私は、イメージを頭の中で組み立てるのが難しい場合には、こうしたガイドを利用するのも一つの方法だと思います。

🎧 音声で軟酥の法を試してみたい方へ

ナレーションに沿って進めたい方は、Audibleの音声ガイドもあります。

無料体験などの条件は変更されることがあるため、申し込み前にAmazonのページで最新情報をご確認ください。

▶ 『江戸時代から伝わる「軟酥(なんそ)の法」』をAmazonで確認する

まとめ|軟酥の法は寝ながらでも気軽に試せる

今回は、白隠禅師の『夜船閑話』に登場する「軟酥(なんそ)の法」を、私自身が実際に試した体験と合わせて紹介しました。

軟酥の法は、

  • 頭の上に温かい軟酥をイメージする
  • 頭から足へゆっくり流していく
  • 体の一か所ずつに意識を向ける
  • うまく想像できなくても気にしない
  • 寝ながらでも行える

という、とてもシンプルな方法です。

私にとっては、何かを「治す」ための方法というより、

考え事から少し離れて、自分の体に意識を戻すための時間

として取り入れやすい方法でした。

興味がある方は、まず寝る前に数分だけ試してみてもよいと思います。

呼吸にも意識を向けてみたい方は、丹田呼吸についてこちらの記事で紹介しています。


この記事を書くときに参考にした本

私が軟酥の法を知るきっかけになったのが、齋藤孝さんの

『心を燃やす練習帳 不安がなくなる白隠禅師の教え』

です。

白隠禅師の考え方や健康法についてもう少し詳しく知りたい方は、

『白隠禅師—健康法と逸話』

も参考になります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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