イラストACの商用利用はどこまで?ルールと注意点を完全解説

みちこみちこ

イラストACの素材って「商用利用OK」って書いてあるけど、本当はどこまで使っていいの?お仕事で使ってトラブルにならないか心配です…。

この記事の内容
  • 最新規約版:無料で商用利用OKな範囲一覧
  • 要注意!「商品化ライセンス」が必要なケースとは?
  • 絶対NG:著作権違反になる禁止事項
  • クライアント納品時に必ず守るべき「加工」のルール

こんにちは、あけみんです!

ブログやチラシ、資料作成など、仕事でも使いやすい「イラストAC」。
無料で使える便利なサービスですが、

「商用利用OKって、結局どこまで?」
「お客さんに納品するデザインにも使っていいの?」

と迷うことがありますよね。

結論からいうと、イラストACの素材は利用規約の範囲内で商用利用できます。

ただし、素材をチラシやWebサイトなどのデザインの一部として使う場合と、素材そのものをメインにした商品を販売する場合ではルールが違います。

特に注意したいのが「商品化ライセンス」と、クライアントへ納品するときの素材の扱いです。

この記事では、「これはOK?」「これはNG?」と迷いやすいケースを具体例と一緒に整理していきます。

スポンサーリンク

イラストACで「無料で商用利用」できる範囲

イラストACの素材は、基本的に「デザインの一部・装飾・背景などの脇役」として使う場合であれば、商用利用でも無料で利用できます。無料会員・プレミアム会員を問わず、クレジット表記も必要ありません。

ただし、素材そのものが商品のデザインの中心になったり、素材があることで商品の価値が大きく変わるような使い方では、「商品化ライセンス」が必要になる場合があります。

具体的にOKな使用例

以下は、素材をデザインの一部や装飾として使う場合の代表的な例です。

◾️ブログのアイキャッチ 記事の内容を補足する装飾として使用できます。
◾️SNSの投稿画像・ヘッダー SNS投稿素材やヘッダー画像として利用可能
◾️Webバナー広告 クリックを促すための広告用バナーのパーツとして活用できます
◾️企業のホームページ サイト内のイメージ画像や背景デザインとして使用できます
◾️チラシ・パンフレット・DM 集客や案内のための印刷物のデザインの一部として利用可能です
◾️製品ラベル・パッケージデザイン 商品そのものではなく、パッケージやラベルの装飾・デザインの一部として使用できます。※素材が商品の主役になる場合は商品化ライセンスが必要です。
◾️ビジネス用のプレゼン資料・企画書 社内・社外向けの資料を分かりやすくするための挿絵として使用できます
◾️YouTube動画の背景・テロップ枠 動画を演出するための背景や、文字を強調する枠として使用できます

このほか、教材や名刺、メニュー表、イベント告知物、グリーティングカードなどにも、素材をデザインの一部として利用できます。

イラストACをブログアイキャッチで使う例

イラストACで「商品化ライセンス」が必要になる境界線

ここが「商用利用はどこまで?」を判断するうえで、とても重要なポイントです。

イラストACでは、素材を商品の「主役(主要コンテンツ)」として使用して販売する場合、通常利用ではなく「商品化ライセンス」が必要になります。

▲デザインの「主役」か「脇役」かが、判断のひとつの目安です。

【判断の目安】そのイラストが商品の価値を大きく左右していますか?

例えば、無地のTシャツにイラストを大きくプリントし、そのデザイン自体を魅力として販売する場合です。この場合、イラストが商品の「主役」になるため、商品化ライセンスが必要になります。

※商品化ライセンスは、原則としてプレミアム会員のみ購入できます。

イラストAC 無料利用と商品化ライセンスが必要なケースの比較図

イラストACで商品化ライセンスが必要なケース

イラストACで商品化ライセンスが必要なケースを挙げました。参考にしてください。

◾️販売用のTシャツ イラストをメインのデザインとしてプリントし、販売する場合
◾️販売用のマグカップ・食器 イラストを主役としてデザインした雑貨の販売
◾️スマホケース 素材をメインコンテンツとして使用したケースの販売
◾️カレンダー イラストを各月のメイン画像として使用した販売用カレンダー
◾️ポストカード・グリーティングカード イラストそのものをメッセージカードとして販売する場合
◾️ステッカー・シール イラストをそのまま、あるいはメインとしてシール化し販売する場合
◾️トートバッグ・布製品 素材をメインコンテンツとしたバッグやポーチ等の商品利用
◾️ジグソーパズル イラストをパズルの絵柄として使用し、販売する場合
◾️デザインテンプレートの販売 名刺、年賀状、Webサイトなどの「テンプレート」として素材を組み込み販売する場合
◾️フリマアプリでの個人販売 素材をメインに使った自作グッズを販売する場合(個人・法人問わず)
    スポンサーリンク

    イラストACで禁止されている使い方(NG例)

    ここまで商用利用できる範囲を紹介してきましたが、商品化ライセンスを購入していても利用できないケースがあります。

    特に次のような使い方には注意してください。

    • ロゴや商標登録するデザインへの使用:イラストACの素材をロゴ制作に使用したり、素材を含むデザインを商標登録したりすることはできません。
    • 素材そのものの再配布・再販売:ダウンロードした素材を、そのまま、または再利用できる状態で他の人に配布・販売することは禁止されています。
    • 素材データの共有:ダウンロードした素材そのものを、社内や他の人と共有して再利用できる状態にすることはできません。
    • 公序良俗に反するコンテンツへの利用:アダルト、暴力的、差別的な内容などへの使用は禁止されています。

    「商用利用OK=何にでも自由に使える」という意味ではありません。迷った場合は、利用前にイラストACの最新の利用規約を確認しておくと安心です。

    イラストACの素材をクライアントに納品するときの注意点

    イラストACの素材を使って制作したデザインをクライアントへ納品することはできます。

    ただし、イラストACからダウンロードした素材そのものを渡したり、クライアントが素材だけを抜き出して再利用できる状態で納品したりすることはできません。

    イラストAC クライアント納品時のOK・NG例

    ▲素材だけを抜き出して再利用できない状態で納品するのがポイントです

    ❌ NG例:素材を再利用できる状態で納品

    • 素材データをそのまま渡す:イラストACからダウンロードした素材ファイルそのものをクライアントへ渡すことはできません。
    • 素材だけを抜き出せる状態で渡す:納品データからイラストACの素材だけを取り出し、別の制作物に再利用できる状態での受け渡しは避ける必要があります。

    ✅ OK例:完成したデザインとして納品

    • 完成したチラシやバナーとして納品:文字や写真、図形などと組み合わせ、素材がデザインに組み込まれた状態で納品できます。
    • 素材を抜き出せない状態にする:完成データから第三者が素材だけを取り出して再利用できない状態にして納品します。
    • PDFを渡す場合:素材を抜き出せないよう、必要に応じて編集を制限した状態で配布します。

    ポイントは、単に「加工したかどうか」ではなく、イラストACの素材を第三者が素材として再利用できる状態になっていないかです。

    また、納品後にクライアントがそのデザインをテンプレートとして販売・配布するなど、二次利用を予定している場合は、商品化ライセンスが必要になるケースがあります。

    実際に使って感じた、イラストACのプレミアム会員のメリット

    ここまで、イラストACを商用利用するときのルールや注意点を紹介してきました。

    では実際に使ううえで、無料会員とプレミアム会員のどちらが使いやすいのでしょうか。ここからは、長年イラストACを使ってきた私自身の感想を紹介します。

    私は長年イラストACを使っていますが、現在はプレミアム会員を利用しています。

    一番大きいと感じるのは、素材を探すときの制限や待ち時間を気にしなくていいことです。

    無料会員でも十分便利なのですが、素材をたくさん探したいときに検索回数の制限があると、「もう少し探したいのに…」ということがありました。

    ブログのアイキャッチや仕事用のデザインなどで頻繁に素材を探す私にとっては、検索やダウンロードの制限を気にせず使えるプレミアム会員の方が作業しやすいと感じています。

    また、素材を商品の主要コンテンツとして使用したい場合に必要となる「商品化ライセンス」を購入できるのも、プレミアム会員のメリットのひとつです。

    ただ、イラストACをたまに使う程度なら、まずは無料会員から試してみても十分だと思います。実際に使ってみて「もっとたくさん検索したい」「仕事で頻繁に使いたい」と感じてから、プレミアム会員を検討するのがおすすめです。

    まずは無料会員でイラストACを試してみる

    素材の種類や使い勝手を実際に確認してみてください。

    イラストACを無料で使ってみる >

    無料イラスト【イラストAC】

     

    まとめ|イラストACの商用利用は「主役か脇役か」で考える

    イラストACの商用利用について、ポイントをまとめます。

    • ブログ・チラシ・Webサイトなど:素材をデザインの一部や装飾として使うなら、基本的に無料で商用利用できます。
    • 素材が主役になる商品の販売:「商品化ライセンス」が必要です。
    • ロゴ・商標登録や素材の再配布:商品化ライセンスの有無にかかわらず禁止されています。
    • クライアントへの納品:素材だけを抜き出して再利用できない状態で納品します。

    迷ったときは、「この素材はデザインの主役?それとも脇役?」と考えると判断しやすくなります。

    イラストACは、ルールを理解して使えば、ブログや仕事のデザインにもとても便利なサービスです。利用方法に迷った場合は、その都度イラストACの最新の利用規約やヘルプを確認してから使うようにしましょう。

    スポンサーリンク