
「地域みらい留学」は、親にとっても子供にとっても不安ですよね。
1年どう過ごしたか知りたいです。
- 地域みらい留学の学校生活
- 地域みらい留学の寮生活
- 地域みらい留学の休日の過ごし方
- 地域みらい留学1年経った子供の変化
- 地域みらい留学1年経った私の感想
- 地域みらい留学で親も楽しめる体験談
こんにちは、あけみんです。
私の子供は中学校に体調不良で、学校を休みがちでした。
このまま地元の高校にいっても改善しないだろうなという漠然とした不安もありました。
そんな時、たまたま知った「地域みらい留学」。
オープンスクールに旅行がてら行ってみたところ‥
地元の高校では感じられない、子供の教育に対する熱や地元の人のあたたかさを感じました。
子供自ら「地域みらい留学」の高校に行きたい!ということで‥
2022年に受験し、春から親元を離れて愛媛の高校で寮生活をしながら学校に通っています。
ちょうど1年経ちました。
この短期間の間にとても成長を感じています。
この1年、私は離れて生活していますが、親目線で子供の学校生活や様子を解説したいと思います。
さっそくいってみましょう!
親の不安
選んだ学校は、愛媛県の高校です。
子供はマイペースな性格なので、自由がきく生徒少人数制で寮が個室の高校を選びました。
「地域みらい留学」のオープンスクールに参加して良さそうではあったけれど‥
- 実際はどうなんだろう?
- いきなり寮生活でうまくやっていけるのだろうか?など
親としての不安は山盛りです。
- 朝起きられるだろうか
- 勉強についていけるだろうか
- 学校に休まず行けるだろうか
- 掃除洗濯は大丈夫だろうか
子供は、新しく始まる生活に不安もありつつ、期待感の方が大きい様子でした。
1ヶ月経ってどうなった?
4月から親元離れて新しい生活が始まりました。
私の子供は男子。女の子のように頻繁に連絡をしてきません。
何かあったら学校や本人から連絡があるだろう‥
そう思い4月は過ごしていました。
5月に個人懇談会のため、現地に行きました。
そして‥話をしてみると‥

仲良い友達もできた。
この高校に来てよかった。
この1ヶ月ですごい成長した。
そう言うんです。
え?この短期間でそう実感できるってすごい!
この1ヶ月足らずで‥
- 朝、自分の力で起きられている!
- 学校に休まず行けている!
- 掃除洗濯も工夫しながらやっている!
自分の事をちゃんとできていることで自信を持ったようでした。
朝起きることとか学校に行くことは、当たり前のことなのかもしれませんが、短期間での成長ぶりに驚きです。
※地域みらい留学すれば、必ずそうなるとは限りませんが、長い間不登校だった同級生も、同じように学校に通っているそうです。
学校生活
基本、私は学校から離れているので、学校生活をあまり把握できていません。
子供から電話での報告や、学校のホームページの写真掲載とインスタで情報を得ています。
ほんの一部ですが、「地域みらい留学」の学校生活で子供が体験したことをご紹介します。
- 地域の人たちと合同で食事会
- バーベキュー
- 県開催のバーベキュー大会出場
- 川遊び
- 蛍を見に行く
- 有名Youtuberの講演会
- スノボー教室
- 自然の中をサイクリング

学校の近辺は遊ぶ施設はないのですが、自然が溢れています。自然遊びが中心になっているようです。
※地域みらい留学の高校によっていろいろな特色があります。
寮生活
寮は、個室なので、自分のペースで生活しています。
集会室があるので、友達と集まっておしゃべりしたり、ゲームをしたり、鍋を囲んでみんなで食事会もしているようです。
テスト期間になると、友達と集会室で一緒に勉強していることも聞きました。
寮の規則で朝の点呼と掃除当番、夜の点呼があり、部屋が片付いているかの見回りもあります。
休日
休日は、サイクリングしたり、部屋でのんびり過ごしているようです。
たまにみんなで遠出してご飯食べにいったり、買い物に出かけています。
まわりに何もないからこそたまに行くのがまた楽しい様子。
夏休み•冬休みの帰省
飛行機やバスで一人で帰省します。
はじめはちゃんと自分で手配してできるかハラハラしましたが、一回経験してしまえばなんてこともない感じ。
学校のまわりに遊ぶところがない生活を送っているせいか、地元の良さを再認識しています。
中学校まではあまり出かけなかったのに、帰省中は活動的にひとりでいろいろ出かけるようになりました。

学校の近くには小さいスーパーだけでコンビニがありません。帰省した時にコンビニも行きます。
家では家事手伝いも積極的に行うようになってびっくり。
子供の変化
たったの1年なのに、ものすごい成長ぶりです。
どう成長しているかというと、とても前向きになりました。
今までゲームばかりしていたのに外に目を向け始めて、いろんなことに挑戦し始めました。
がんばりすぎたのか、後半は体調を崩して遅刻や休みもありました。
前のように私はあまり心配していません。
体調を崩して休んだ時は、寮の方で病院に連れて行ってくれ、学校との連携をとってくれます。
1年の成績表を見せてもらったんですが、後半から成績が伸びていました。
勉強が嫌いな上に中学校のときに休んでいたので心配していましたが‥
まじめに勉強しているようです。
※今行っている高校は、入学時にテストあって成績のレベルごとにクラス分けされています。
自分の理解できる授業で、できる!を体験して自信につながっているんじゃないでしょうか。
「地域みらい留学」で1年経って私が感じたこと
県外の高校に行ったことで確実に子供の視野が広がりました。
少人数制なので個人の力が発揮できるのだと思います。
それで自信もついたのでしょう。
中学時代は体調不良で休みがちでしたが、春から秋にかけては休まず学校に行っていました。
環境が変わったことと、がんばらなければという気持ちがあったからだと思います。
冬以降は頑張りすぎて、疲れが溜まったのか体調不良で遅刻したり休む回数が増えました。
それでも回数が少なく1年学校に通うことができました。
「地域みらい留学」の私からみたメリット
この1年を通して「地域みらい留学」の私からみたメリットをあげてみます。
- 少人数のため、役割が多い
- 寮生活で自立の力が育つ
- 友達と仲良くなることで、モチベーションがあがる
- 勉強がわかるようになって成績が上がる
- 小さな成功体験が積みあがる
- 違う土地で暮らして、地元の良さを再認識
- 普段やったことのない経験をすることで、自信がつく
- いろいろな土地の県外から来た友達と知り合うことで自分の価値観も変わる

環境を変えて学び直すことは、子供だけでなく大人にもできるんじゃないかという気づきにもなりました。
「地域みらい留学」の私からみたデメリット
いろいろメリットを書いてきましたが、デメリットもあります。
- 地域みらい留学の学校は公立高校なので、特別感はありません。
- 少人数はいいのですが、すごく仲良くなるか、悪くなるかどちらかです。
だからってやめるのはもったいない。 - 学校や寮も厳しい規則があります。(預かっている責任があるので当然のことです)
- 親も学校と連携して何かあったら現地に行く心構えも必要
デメリットがあっても、子供が確実に意識が変わって成長したことは事実です。
だんだん慣れてきて、「もっとこうあったらいいな」という意見も出てきました。
これは自分で工夫していって欲しい。そう思っています。
「地域みらい留学」で親も楽しめた体験
子供が「地域みらい留学」したら、親も楽しめた体験がありましたので、いくつかご紹介します。
親同士の交流
親同士で情報共有しているので、全国に知り合いが増えました。
夏休みには、集まって親同士でオフ会もありました。

お友達が一気に増えました!同じ悩みを抱えている人もいるので心強い仲間です。
親同士のイベント開催
秋の運動会には、古民家を一棟借りして親同士の交流会と宿泊イベントがありました。
(残念ながら私は参加できず)
地元コミュニティに参加
地元のコミュニティに入って、地域の良さを知りました。
子供抜きで地元の方との交流もあります。
またコミュニティで知り合った友達もできました。
行っている高校が愛媛県なので、道後温泉に行ったり、内子の街巡りに行ったり。
美味しいものを食べに行ったり、イベントに参加したりと盛りだくさん。
親も楽しめる地域みらい留学です。
※基本親は引っ越し以降、行かなくても大丈夫なんですが(懇談会はZOOM)
行くついでに観光をして自ら楽しんでいます。
まとめ
子供が「地域みらい留学」をすると決めて、県外の高校に行って1年経ちました。
中学時代は、体調不良で家にこもってゲームをしていた子供が、短い間にいろいろな経験を得て、ずいぶん成長しました。
体調もだいぶ良くなり、前向きになりました。
そして外に向けて活動的になりました。
自分でできる!という成功体験や価値観の違う人との交流は、10代の子供にとってとても素晴らしい経験だと思います。地域みらい留学は、学校や地域によっていろいろな特色があります。そこに集まる人も様々です。子供の特性によって効果はさまざまだと思います。
まだ1年しか経過していませんが、確実に成長していて、子供本人も自覚しているようです。
親としても今の時期に貴重な体験ができていることはともて嬉しい。これからも継続して見守って行きたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。この情報が、少しでもお役に立てたら幸いです。